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ヘアドネーション | スタッフブログ|松本市の美容院・美容室CASA(カーサ)

ヘアドネーション

2017-05-26

こんにちはCASA Tsuboです。

 

5月なのに気温がまさかの30℃超え。

そうかと思えば寒暖差がある場合もあり体が付いていかないですね・・・

 

皆様十分に水分の補給を取り外側からも内側からも大切なお体をいたわってあげて下さいね!

 

さて今回は暑い!と言う事でのバッサリイメチェンカットではなく

「ヘアドネーション」と言う我々、美容師だから協力させていただける一種のボランティアとしてのカットのお話です。

 

■ヘアドネーションとは?

 

まずヘアドネーションとは何かというと、頭皮・頭髪に関わる何らかの病気が原因で髪の毛を失い、ウィッグを必要としている子ども達に、医療用ウィッグの原料となる毛髪を間接的に提供することです。

JHD&Cと言う団体の活動の一環で、一般のドナーからヘアドネーション(髪の寄付)や寄付の受付けを開始した日本初の団体であり、それらの寄付により医療用フルオーダーウィッグ『Onewig』を制作し、無償提供を行っているNPO法人です。

小児ガンや無毛症、先天性の脱毛症、不慮の事故などで髪の毛を失ってしまった子ども達に、医療用ウィッグを提供することで「社会性の復権」をサポートし、子ども達の未来を守ることを目的として設立されました。

 

詳しくは・・



をご覧ください!

 

今回、ヘアドネーションの存在をメディアで知ったお客様からの

「せっかくバッサリ髪を切るなら何かできないか?」

と言うご相談に協力させていただきました。

 

 

■ヘアドネーションの条件

 

お客様からご相談をいただいたのは約1年ほど前。

ヘアドネーションで求められている髪の長さは

「31cm以上」(それ以下でもできるが求められているのは)

その時点でカットを施すとほぼ髪に長さがない状態になってしまうため、毛量調整で軽くすることなくキレイなコンディションをキープしながら伸ばすと言う地味に過酷なミッションがスタート致しました。

 

お客様にもかなりの努力(思っているよりけっこう大変)をしていただき、相当良い髪のコンディション!

条件を満たす長さをカットしてもデザイン上さしつかえなくなりましたので、いよいよヘアドネーションカットスタートです!!

 

■ヘアドネーションカットの進めかた

 

まずこのようにしっかりと取り分けて・・・

 


 



 

取り分けた毛束を・・・

 



 

髪がほどけないようにしっかりと一束31cm以上の部分をゴムで丁寧にまとめます。

 

それを・・・

 


 

しっかり持って・・・

 

 

バッサリカット!!!!

 


 

これが本当の切りっぱなし!

まさにトレンドです(^^)

(ちょっと違うかww)

 

そして・・・

 


 

全て切り終えた毛束をご自身で持っていただきました。

自分の髪だと思うとビックリですね!

 

■切り終えたらデザインとしてのカット

 

お客様のオーダーは「せっかく切るのならいっその事ショートを楽しみたい」との事。

 

それをTsuboなりにスタイリッシュな美シルエットショートにすると・・・

 




 

仕上げは最近流行りの自然派WAXで無造作にセットして・・・

黒髪を活かし、骨格もカバーしたどこから見ても美シルエットなショートの完成です。

これからの季節にピッタリ!ドライヤーも簡単ですよ~(^^)

 

■最後に・・・

 

今回お客様のご要望でご相談を受け、お客様自身にも約1年かけて準備をしていただきました。

1年コンディションを維持しながら31cm以上伸ばすのは本当に大変だったと思います。

(本来は毛量調整もするしパーマもかけるお方)

ご相談をいただき関わる事ができたのは美容師としても子を持つ親としても非常に光栄に思います。

このような機会を頂きDさん本当にありがとうございました!

責任を持って団体に贈らせていただきますね(^^)/

 

もし「せっかくカットするなら!」「自分の髪を寄付したい!」等ございましたらぜひCASAにお任せください。

アフターデザインまで責任を持ってキレイに致します。

 

by Tsubo


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