今更きけない「パラベン」のお話①
2022-01-26
こんにちはCASAのツボです。
年明けからまた動き出した諸々の諸事情。
CASAでは元々意識を高く対策を講じている自負はございますが改めて・・・
<コロナウィルス感染拡大防止に伴う対策とお願い>
CASAでは、サロン内で以下の対応を徹底的に実施することにより、保健所より営業面でのお墨付きをいただきました。
・スタッフのマスク着用の徹底
・ご来店時、全員のお客様に手指消毒のお願い
・手指消毒の徹底
・空間除菌、常時換気
・お客様用消毒スプレーの配置
・お客様のお席、触れた物の都度消毒
・スタッフの出勤前と出勤時の検温
・同一時間帯の予約数の制限
・お客様のお席の間隔最低3m以上
・時短営業、スタッフシフトによる最低人数出勤
上記事項の更なる意識共有をもって可能な限りできうる対策を講じて参ります!
大切なお客様とスタッフ相互の安全が何よりです。
ご不便をおかけ致しますが、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
ご不明な点は遠慮なくお問い合わせ下さい。
※発熱や咳など風邪っぽい症状、体調が優れない方は改めてご予約を調整していただけましたら幸いです。
そして今回のブログはお客様からDMでお問合せいただいた事への見解。
最近CASAではOEMによる商品のオリジナル化を進めてきたのですが、おかげさまで大好評!
多くの方に手にしていただき感謝です!
ふとその折に、商品紹介の際お問合せいただいたのですが
「防腐剤」(ここではパラベン系)は入っていますか?
との問い合わせをいただきました。
今回はそんなブログです。
■ パラベンフリーって?本当の所・・・
皆様、商品のパッケージに、「パラベンフリー」や「ノンパラベン」と書かれているのを見たことはありますか?
パラベンフリー、ノンパラベンというのは基本同じ意味。
「こちらにはパラベン系の防腐剤を使っていませんよ」という事です。
健康やアレルギーなどについて敏感な方なら「パラベン」という言葉そのものに、アレルギーがある方も多いかと思います。
しかしこの「パラベンフリー」や「ノンパラベン」というワード・・・
場合によってはむしろ体に悪影響が起こる可能性もあるということを知っていただきたいと思います。
■ 「パラベンフリー」「ノンパラベン」そもそもパラベンて?
最近の情報化社会の中では良くも悪くも様々な見解や意見、尖った見解、柔らかい意見。
一部の方向性に寄った収集感覚の強い方による周りも巻き込んでマウントを取ろうとしてくる、など
場合によってはおせっかいと感じてしまうような感覚まで。
令和ではコロナの影響はとても分かりやすく上記の内容が当てはまるのではと思います。
そんな情報化社会だからこそですが、
「体に悪影響のあるものはできるだけ入れない」
という商品開発が盛んです。お昼頃の番組やユーチューブの広告などでもよく見かけますね!
そんななかでよく聞く「パラベンフリー」
パラベンが入ってないのであればきっと「体に悪くなさそう」というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
そこに実は落とし穴があるかも?!
パラベンとは、「パラオキシ安息香酸エステル」の略。
分かりやすくパラベンと呼ばれており、商品にも「パラベン」と書かれています。
一般的に化粧品やシャンプー剤、コンデショナー、さらに食品や医薬品に使われる防腐剤のことです。
製品の多くは、ものによりけですが少し置いても腐らないように何らかの防腐剤が必ずと言って良いほど入っています。
その中の一つで、抗菌力も高く、皮膚への毒性や刺激も比較的低い。
過敏症もなども少ないことからもっとも使われることの多いのが「パラベン」なのです。
■ パラベンの種類
パラベンと定義されているのは1つだけではありません。
よく使われているものでは
- メチルパラベン
- プロピルパラベン
- エチルパラベン
- ブチルパラベン
- イソプロピルパラベン
あくまで「よく見かけるもの」であり、さらに多くの種類があります。
それらを一概にわかりやすくまとめて「パラベン」と呼ばれています。
化粧品系にはメチルパラベン、エチルパラベンが特に多く使われていますね。
パラベンはそれぞれ防腐効果に一長一短の違いがあり、
ブチル、プロピルは防腐効果が特に高いのですが、肌への影響が大きいためメチルやエチルが使われるのです。
■ パラベンは環境ホルモン
パラベンは環境ホルモンに分類される可能性が高いもの。
では環境ホルモンとはなんでしょう?
環境ホルモンというのは、「正常なホルモンの働きを狂わせてしまう毒性のある成分」という事です。
他にも、洗い流しが甘く皮膚に残ってしまったパラベンなどの合成防腐剤が紫外線に当たると、
活性酸素という酸化成分=皮膚の老化を引き起こすと言われている成分が発生します。
そしてそれはシワやシミの原因になるとも言われています。
シワやシミの原因になる可能性があればだれだって使いたくないですよね。
■ パラベンだけが悪いわけではない
ここまで見ていただいた部分のみで聞くと
「パラベンは良くない!怖い」
「入ってない方が良い!」
と感じるかと思います。
環境ホルモンの可能性があり、老化を引き起こしてしまうなんてもちろんイヤですよね。
しかし、お伝えしましたが、そもそもパラベンはさまざまな防腐剤の中でも「安全性が比較的高い」防腐剤です。
だからこそ「多くの製品」に使われていたのです。
冒頭でもお伝えしたように世の中には様々な見解やその「時々のトレンド」がありますので、その時の尖った見解へのトレンドが高まれば「安全性が比較的高い」ものでも見られ方が変化してしまいます。
■ パラベンを悪者にすることで他の防腐剤が良く見えてしまう
パラベンがその時のトレンドで嫌われてしまった。
そこでメーカーは「パラベンフリー」や「ノンパラベン」を打ち出しはじめました。
(防腐剤フリーとは言っていない)
その方が「なんか安全そう」というイメージを与えられるからです。
パラベンをなくすことはできますが、防腐剤は必ず入れる必要があります。
でないと店頭に並べるような商品ではすぐに腐ってしまうからです。
そこでパラベンの代わりとしてよく使われるようになったのが
- フェノキシエタノール
- ブチレングリコール(BG)
- エタノール
- ヘキサンジオール
- グレープフルーツ種子エキス
特にフェノキシエタノールとエタノールの組み合わせが多く使われるようになりました。
長くなりますのでこの続きはまた次回のブログで!!
by ツボ