今更きけない「パラベン」の話②
2022-02-06
こんにちは!CASAのツボです。
前回にひきつづき今更聞けないパラベンのお話Part②です!
前回のブログは・・・
前回はパラベンに替わる物としてアルコール系がよく使われるようになったと言うお話。
それではPart②をどうぞ!
■ アルコール類はいろいろな物、皮膚へ影響
「パラベンフリー」「ノンパラベン」と書かれているからパラベンは使っていない!
防腐剤がパラベンでないなら安全だ!
この考え方は曲解でありとても危険です。
フェノキシエタノールやエタノールはアルコール類です。
コロナ禍でよく手指消毒にも使っていますがお肌が弱い方は「しみる!」と感じる方も多いのではないでしょうか。
モノを拭いていたら色落ちの原因になってしまったりなど。。。
お肌に炎症のある方やそもそもアルコールにアレルギーのある方はフェノキシエタノールやアルコールは皮膚刺激やアレルギー反応がでることがあるようです。
エタノールは揮発性で刺激を感じやすい成分。
なおかつエタノールが含まれていると表皮を超えて真皮まで浸透しやすくなるので、皮膚への影響も大きくなるのです。
それにフェノキシエタノールはパラベンと同じ合成防腐剤。
活性酸素をふやして老化を引き起こしてしまう成分に変わりはないので、パラベンが使われていないからと言って安心できません。
■ 防腐剤は皮膚に何らかの影響がある可能性が高い
ブチレングリコール(BG):接触性皮膚炎を引き起こす可能性あり。
ヘキサンジオール:アメリカでは発がん性の可能性があるとして警告されている。皮膚や目への刺激あり。
グレープフルーツ種子エキス:収穫後に使う農薬の成分の影響が効くことで防腐効果があるのでは?
と言われており、グレープシード自体に十分な抗菌効果はないという発表もある。
このようにパラベンやフェノキシエタノール以外の防腐剤も、何らかの皮膚や体への影響があるのです。
■ 防腐剤が入っていないのは冷蔵庫保管が基本
皮膚への悪影響をできるかぎり少なくするために、防腐剤が全く入っていない化粧品などもあります。
しかし、防腐剤が入っていないということはとても腐りやすい。
常温で置いておくなんてもってのほか。
保管はつねに冷蔵庫などを使い、使い終わったら冷蔵庫にしまう。
といった手間があります。
ちょっと考えてみると何となくわかりますが、防腐剤無添加にこだわりすぎてしまい、中身が中途半端に悪くなってしまうと逆に皮膚に悪いと思いませんか?
コンビニなどではまだ食べれるレベルの物でも時間がきたら廃棄しますよね。
あれは何でかというと、中途半端に悪くなってきたことによる万が一を防ぐために早い段階で廃棄しているわけです。
防腐処理をしているにも関わらずです。
それくらい管理徹底するくらいに悪くなると言う事は不調をきたす可能性があると言う事です。
それならばちゃんと防腐効果を効かせて多くの人が比較的安全であると歴史が示してくれているモノを使えた方が、結局皮膚への安全につながるとも言えませんか?
■ 安全性が高いからこそパラベンが使われた
パラベンは確かに環境ホルモンや活性酸素など、肌や体に悪い影響を与える可能性のある防腐剤です。
しかし、全体から見れば毒性や刺激性が低く、安全性が高い成分であることは間違いありません。
パラベンに対してアレルギーがある場合は避けた方がいいでしょう。
しかし、アレルギーも問題も起きていないのであれば必要以上に心配する必要はないと考えられます。
何事もゼロリスクと言う訳にはいかないのであくまで柔軟な思考と感覚があればこその考え方ですが、あくまで僕個人としてはそのように考えるタイプです。
もちろん敏感な方にも真摯に対応いたしますし意見を尊重いたします。僕個人の価値観を強要するつもりもありません。
◆ まとめ
〇 パラベンは確かにいろいろ考えてしまうと何とも言えない要素もある成分ですが、他の防腐剤と比べても刺激性や毒性が低く、必要以上に心配する必要はない(と思う)
〇 ブチルパラベンに関しては毒性が強いためできれば避けた方がいい。
〇 パラベンの代わりに、もしくは併用して使われるフェノキシエタノールも、皮膚への刺激や毒性が0ではないので、「パラベンフリー」や「ノンパラベン」だからといって必ずしも安全ではない。
〇 パラベンやフェノキシエタノールの他にも防腐剤はあるが、ゼロリスクはありえずなんらかの刺激、毒性などがある可能性が高い。
いかがでしたか?
様々な価値観があるので自分の価値観にあう考え方や物を選べばよいかと思いますが、人が人らしく生活するにあたって大事なものを見失わないように、柔軟にトレンドを見極めていきたいですね!
もし疑問点やCASAで使ってる物は大丈夫?などのご質問がございましたら遠慮なくお問合せ下さい(^^)
by ツボ