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カラーと縮毛矯正は同時にできるの? | スタッフブログ|松本市の美容院・美容室CASA(カーサ)

カラーと縮毛矯正は同時にできるの?

2022-03-10

こんにちは!CASAのツボです。

 

季節はいよいよ春めいてきて3月!

出会いと別れ、節目の時期になりました。

そして花粉の季節でもある・・・

(20年患っております(>_<))

 

季節の変わり目は心身ともにコンディションが変わりやすいもの。

 

髪でいえば乾燥(秋・冬)→ 紫外線、湿気(春・夏)への対策の変化。

頭皮でいえば寒暖差による頭皮のかゆみ、炎症や抜け毛の可能性。

身体にも同様の理由で同じようなことが起きる可能性があります。

ですので季節の変わり目はいろいろと習慣を見直すなどして可能な範囲で心身ともに安定させていきましょう!

 

そしてこれからは寒暖の「暖」に季節がふれますので

「縮毛矯正」や「髪質改善トリートメント」がよく効きそうな季節になりそう。

よくご相談をいただきますが、

 

  • 縮毛矯正とヘアカラーは同じ日にできるの?
  • どっちを先にすると髪が傷みにくい?おススメは?
  • 別々にするときは何日空けたほうがいい?
 

などのご相談。

大体の美容室がそうではないかと思いますがこんな感じでは?と思いますのでお答えいたします!

 




■ 縮毛矯正とヘアカラーは同時にできるの?





 


 

「縮毛矯正とヘアカラーは同じ日にできるの?」「髪の毛痛まない?」

と心配される方。

 

結論から言いますと、縮毛矯正とヘアカラーは同じ日にできます。

(ただし髪のコンディションに配慮は必要。)

 

感覚にはなりますがひと昔前までの薬剤では、髪に負担をかけてしまうため

 

「同じ日にしちゃダメ」

 

という考え方を持つ美容師さんもたくさんいました。

 

しかし、研究開発の進歩により理論上は

 

「同じ日に行っても髪に負担の少ない」

 

薬剤が企業様の努力や処理次第ではもはや可能な時代です。

 

これにより「同じ日に同時に行っても大丈夫」になったのです。

 

ただ、これは美容師側の「意識レベル」や美容室側の「方針」によりけりでして、

「うちは縮毛矯正とヘアカラーは別々の日じゃないとしないよ」というのも一定数いるでしょう。

 

そしてどちらも正解でもなければ間違いでもありません。

 

あくまで同じ日に行っても「髪に負担の少ない」をどのレベルでとらえているかの価値観の加減のお話。

同じ日にできるとはいえ、できるだけお客様の髪の負担を減らしたいという想いから同時施術を断る美容室があるのも確かです。




■ 縮毛矯正とヘアカラーはどっちが先?おススメの順番は





 


 

縮毛矯正とヘアカラーを同時にする場合は、たいていは縮毛矯正が先であると思いますが、髪の状態を見ながら場合によっては・・・

ということもごくまれにあります。

自分で判断がつかない場合は基本的にはおまかせでOK♪

中には

ヘアカラーはセルフでするから縮毛矯正だけしてほしい」

ヘアカラーは別のお店でしたい」という人もいますよね。

 

やりたいタイミングが近い場合、調整がきくようでしたら、縮毛矯正を先に行いましょう。

 

理由は「色落ち」にあります。

 

●理由① ヘアカラーが落ちてしまう

 

ヘアカラーは一般的に酸化染料を使ったアルカリカラーで髪を発色させます。

「酸化」で色を髪の毛に定着させますが、縮毛矯正で使うお薬は大枠でアルカリ性でできています。

(最近は酸性領域でのお薬もあるので一概には言えない)

 

酸化でせっかく定着したカラーが、アルカリ性になることで結びつきが弱くなってしまう。

結びつきが弱くなったヘアカラーは簡単に髪の毛から流れ出てしまう。

というように先にヘアカラーをすると薬どうしがケンカしてが色落ちしやすくなってしまうのです。

ヘアカラーは色落ちすると髪色が明るくなります。

せっかくヘアカラーで色を暗くしたのに、色が落ちて髪色が明るくなった。

学校やアルバイト、実習や仕事などなど。

 

計算通りに色の明るさをコントロールしたいときに、「イメージよりも明るい髪色になった」を防ぐためにも、縮毛矯正してからヘアカラーすることをおススメします。

 

●理由② 先にヘアカラーをすると傷みやすくなる

 

ヘアカラーで髪を染めると、「残留薬剤」や「残留物質」「残留アルカリ」といって、髪の内部にヘアカラーの成分がわずかに残ります。

日が経つと、徐々に残留薬剤がなくなっていきます。

 

ヘアカラーしたてで「残留薬剤」が髪の毛にたくさん残っている時に縮毛矯正の薬を付けると、薬剤パワーを強めてしまうという特徴があります。

 

結果的に必要以上のにダメージがおきてしまった。

薬剤の負担に髪が耐えられず、チリチリに。といった事故も美容室で実際に起きています。

 

この過剰反応による失敗は、縮毛矯正を先に行う、あるいは、ヘアカラーをしたあとに、1週間~2週間以上日にちをあけることで回避できます。

ただし縮毛矯正後の髪にブリーチなどの強い反応を起こす薬剤を同時に使用する際は要注意!CASAでは基本お断りすることも多い状況です。

 

もし縮毛矯正をするときに、直近でヘアカラーをしていたら「〇日前にヘアカラーをしました」などを美容師に伝えましょう。

正しい髪質判断をしやすくなり、余計な失敗を防ぐことができます♪

 




■カラーと縮毛矯正を別々にするとき何日後がおススメ?





 


 

もし縮毛矯正とヘアカラーを別の日にするときは、一週間以上経ってから行うことをおススメします。

特にヘアカラーを先に行った場合です。

 

さきほども紹介しましたが、ヘアカラー直後は髪の中に残留物質が残っています。

その残留物質の影響で、縮毛矯正の時、髪の毛が傷みやすくなります。

 

これを防ぐには、しっかりと空気に触れさせること。

空気に触れると「酸化」が進み、残留物質の影響も弱くなります。

 

髪の酸化の目安は2~3日(48時間)が目安。

念のため余分に時間を置いて1~2週間以上経ってから続きを行うことをおススメします。
 




■ 縮毛矯正した髪の毛はヘアカラーが染まりにくい





 


 

一応注意したいのは縮毛矯正をした髪の毛は、ヘアカラーで明るくなりにくくなる染まりにくくなるという特徴があります。

これは、縮毛矯正の影響で髪表面のキューティクルと、内部のタンパク質が変性してしまったために起こる現象です。

縮毛矯正をした髪の毛は

 

・熱により髪表面のキューティクルが硬くなる→

・内側にヘアカラーの薬が届きにくくなる→

・色が入りにくくなることで、表面に色素がたまる→

・表面に色がたまることにより暗くなる(見える)→

・内側に入りにくくなることで発色しずらくなる。

 

ということも縮毛矯正後には状態により加減は違えど起きる現象です。

 

最近では、この現象を起こしにくくする縮毛矯正剤も開発されていてCASAでも積極的に使用しております。

扱いが難しいのが特徴で、美容業界全体のあたりまえになるにはまだ時間がかかりそうですが、

今後更なる薬の進化、扱いやすさによって

 

「縮毛矯正=染まりにくい」

 

の常識は変わってくるのかもしれませんね!楽しみです(^^)

 

by ツボ


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